今年で8回目となる「VFX-JAPANアワード2020」で最優秀賞作品が発表されました。
2020年の栄冠をとった作品は何でしょう?
その前に「VFXって何?」と思う人もいるかと思うので、簡単に説明しておきます。
簡単に言うとCG(コンピューターグラフィックス)または合成処理によって実写の映像を加工することです。
何もない背景に人物を歩かせたり、存在しない恐竜をコンピューターで作って実在するような動きをつけて映像化したりする技術のことです。
「VFXアワード」はその年で最もクオリティの高いVFX作品を部門別に評価した賞です。なぜ部門が分かれるかと言うと、映画、ドラマ、CM、ゲームそれぞれ同じ映像コンテンツではありますが、似て非なるものでもあるので、ジャンル分けをしその中で最も優秀な賞を決めることになっております。
それでは、発表内容は下記になります!
劇場公開映画部門 最優秀賞
アルキメデスの大戦
劇場公開アニメーション映画部門 最優秀賞
ドラゴンクエストユア・ストーリー
TV・配信番組 VFX部門 最優秀賞
NHKスペシャル「恐竜超世界」
TV・配信番組 アニメCG部門 最優秀賞
ULTRAMAN
この他にもCMやゲーム部門などがありますが、全ての賞は公式ホームページでご確認下さい。
劇場公開映画実写・アニメの2冠を制したのは山崎貴監督作品。
山崎貴監督といえば「三丁目の夕日シリーズ」を手掛け「永遠の0」や「STAND BY ME ドラえもん」など日本映画をVFXで牽引している映画監督です。白組という会社に所属しており、日本のVFXでは白組以上の作品を作れる会社は存在していません。オリンピックの仕事も手掛けているという噂も聞こえてきます。楽しみですね。
2020年も日本一のVFXチームである証明をしました。技術は本当に素晴らしいです。
しかし日本はまだまだVFXの技術が世界に比べ小さな規模のものしかできません。
予算的にも世界の市場と比較すれば圧倒的に少ないのが現状です。
負けるな日本。ということで、2020年は世界を圧倒できるVFX作品を生み出せるよう、とんでもない企画をガシガシ作っている噂も耳にしています。これからどんな形で映画として観れるか楽しみにしていて下さい。
CGって簡単にできるの?
話は変わりますが、例えば、一般の方が合成などを簡単にできるか?という質問を頂くことがあります。答えはYES。もちろんクオリティは低いです、ですが合成程度なら簡単にできます。携帯のアプリですらできる時代ですから(笑)
自宅待機で暇な学生は、合成を使って遊んでみるのも面白いかもしれません。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。