ロケツーリズムで地域を再生する【ロケ×地域活性】
Pocket

本日はリーガロイヤルホテル東京で開催されたロケツーリズム協議会に参加させて頂きました。

コロナ対策もしっかりと準備され、リーガロイヤルのワンフロアを貸切。
全国の地域の皆様も参加の予定でしたが、東京がこんな状況なので、8割オンラインでの参加になりました。

会場の人数が少ないのもあり、通常よりも有意義に意見交換もでき、たくさん勉強させて頂きました。

 

ここからが本文です!

 

ロケツーリズムって何?

 

【ツーリズム】という言葉はご存知ですか?

 

よく聞くのが、クラブツーリズムです。
スポーツツーリズムやインダストリアルツーリズム、エコツーリズムなど、様々なものがあります。

ツーリズム=旅行

と考えるとわかりやすいと思います。

ロケツーリズム=ドラマ・映画・アニメなど撮影の舞台になった場所を巡礼する旅行

のことを指します。

ロケツーリズム協議会に初めて参加してから、5年くらい経ちますが、全国の地域や都心部の撮影協力したい施設と制作者側のプロデューサーや映画監督が一同に集まって、意見交換をしたり、撮影場所の提供と企画をマッチングさせるイベントがあったり、とてつもなく有意義な会となっております。

 

ちなみに主催はこちら→株式会社地域活性プランニングさん

 

ロケなびというロケに関する情報サイトやロケーションジャパンという映像制作者向けの全国誌を発行していたり、地域をロケで活性させようと努力している会社です。

 

 

 

知らなかった人も多いと思いますが、映像×地域活性は、地方を再生する一つの手段であることは間違いないのです。

個人的な意見になってしまうのですが、地域活性プランニングさんの社員さんは本当に少ない人数で尽力で、地域活性をしています。「撮影隊も寝れなくて大変だけど、皆さんも寝れなくて大変ですね」と声を掛けさせて頂いても、いつも帰ってくる答えが「撮影隊の方が大変ですよ。お互い頑張りましょう」と励まされることも多く、頭が上がりません。

この想いが少しでも、地域の皆さんに届いて、気持ちが変わって人が動き始めれば、地域は絶対に良い方向に向かっていくんだと思います。撮影することで、地域が活性し、日本が向上していくのであれば、我々制作者は、もっともっと努力しないといけません。

 

さてさて、少し脱線してしまいましたが、ロケツーリズムの説明はこの辺りにして、協議会でしてきた意見交換の情報とロケツーリズムを活用した映画制作の方法をお伝えできればと思います。

 

プロデューサー、映画監督など映像業界15名による意見交換会

 

通常であれば地域の首長さんが集まって情報交換をするのですが、本日は皆さんコロナの影響で来れな苦なってしまったので、映像制作者だけで意見交換をしました。

あまり詳しいことを書けないので、触りだけ(すみません。。)
地方で制作した映画に助成金をいただけた話やふるさと納税を活用した資金集めの話、ラジオやアニメのロケツーリズムの成功例、タレントの起用と地方を結びつけて成功した事例まで様々なお話をお伺いできました。

 

プロデューサーの立場では考えていなかった監督からの目線も大変勉強になりました。

映像制作をしていると、制作することに夢中になり、視野が狭くなってしまうことがあると思います。

 

そんな時はやはり、自分の知らない世界に飛び込んでみることが大事だと思っています。

 

ロケツーリズム?旅行?映画の制作と関係ないじゃん。フィルムコミッション?どうせ相談したこともロクにやってもらえないんでしょ?と思っている制作部の方がいたら、一度立ち止まった方がいいと思います。

受け入れ側も勉強を重ねているので、昔と違い知識のある人が、やっているかもしれません。

意見交換をして、現状皆さんコロナのことを考え企画を後ろ倒しにしているとおっしゃっていました。

賢明だと思います。

コロナよ。。もう少し収まってくれますようにと願っています。

 

ロケツーリズムを活かす方法

ロケツーリズムではたくさんの繋がりができます。

他の制作会社さんと出会ったり、地域の方に出会えたり、ロケ地の方に出会えたり様々です。

ここで出会った皆さんに、実際に撮影させてくださいとお願いすることも多々あります。

中でも、予算少なめの小さな作品を制作する、監督やプロデューサーの皆さんに朗報です。

 

この協議会に来ている地域は、撮影にきて欲しいと望んでいます。
ということは、作品のお手伝いをしてくれるということです。
もしかしたら助成金の相談ができる地域もあります。

 

交通費や宿泊代、食費だけでも援助してもらえたら、作品は助かりますよね?おまけに制作の手伝いをしてくれます。
撮影に参加したエキストラやロケ地の方、いろんな方がその作品を宣伝もしてくれます。

いいことだらけです。
テレビドラマの様に都心から動けない作品は、難しいと思いますが、地域を活用して作品を少しでも良くするために、ご相談してみるのも良いかもしれません。

そして1番のメリットは、その作品に参加してくださった方が作品を愛してくれることです。映像作品は人が作るものですから、愛されるべきだと思っています。

 

まとめ

 

ロケツーリズムを通して様々な学びを頂き、感謝しております。

私自身が思うことは、これから先いろんな地域で撮影がやりやすくなるなら、コロナで縛られて都心部で撮影するよりも地域で全編撮影するのも一つの手段ではないかと思います。

もちろん学生が作る自主映画でも、きっと地域は受け入れてくれると思います。

やっぱり制作者は作品を作らなければ“いけない“と思います。

皆で頑張って立ち上っていきましょう!

 

毎回この会にお招き頂き、地域活性プランニングの皆様本当にありがとうございました。

もし、この協議会に参加してみたいと思う、制作の皆さんがいらっしゃいましたら、私にご連絡いただけますと幸いです。
全ての人というわけにはいきませんが、条件が合えばお繋させて頂きます。

本日も最後まで、お読み頂きありがとうございました。