あなたは寝ているときの夢を一人称で見ますか?それとも三人称で見ますか?
夢の中に普段生活しているのと同じく、自分の世界が映像化されたように見るのであれば、それは一人称です。三人称はそれを客観的に見ている状態で、夢の中に登場人物として自分が表れている状況です。
夢の見方で、自分が立てた目標に対し、どの様に進めていくかが変わってくることをご存知でしょうか?
設定したゴールにたどり着けない人
何度やってもうまくいかない人は、ゴールの設定が下手です。
質問です。「あなたが今目標にしていることは本当にやりたいことですか?」心の底から欲しくてたまらないものですか?
例えば、日々の業務の中で英語の必要性を感じていて、出世にも有利になると考えTOEIC800点を目標に立てたとします。しかし、会社から帰宅後すぐに眠くなって寝てしまう。通勤最中に電車で単語を覚えようとしてもなかなか頭に入らない。スマホゲームに、息抜きのビール、これで十分幸せだ。もういい、英語なんて喋れなくても営業はできるし、ゆっくり覚えればいいや。
この人は、本当にTOEIC800点を欲しかったのでしょうか?400点より800点の方が嬉しいでしょうし、英検だって1級を貰えるなら誰でも喜んでもらいますよね?いらないという人はいないでしょう。
でも、心の底から欲しいものでしょうか?
TOEIC800点と現金1億円、どちらが欲しいですか?
TOEIC800点と最愛の人と一生一緒に暮らせる権利、どちらが欲しいですか?
これらの質問にTOEIC800点と答えられる人は本当にTOEIC800点が欲しいのでしょう。でもほとんどの人は「現金1億」か「最愛の人」と即答するのではないでしょうか?
つまりTOEICは欲しいけれど、心の底から欲しいものではないですよね。もっと欲しいと即答できるものって他にたくさんありますよね?
その程度のものをゴールに設定するから簡単に放棄するのです。
そして、全てにおいて必要不可欠なのが「継続する力」です。
簡単に放棄してしまうものは、きっと継続することはできないでしょう。
「ゴール」は本当に欲しいものだからこそ、困難や逆境があっても、簡単には諦められないのです。
なので、ゴールは、必ずその時に自分が一番欲しいものに設定してください。もちろんやっていく途中で変わってしまうのはOKだと思います。
それが、目標を達成する原動力になります。
ゴールを達成するには溢れるパッションが必要!
自分にとって一番欲しいものが何かを考え、これが自分のゴールだというものが浮かんできたら、次はなぜそれが欲しいかということを考えましょう。
目標設定の際、「何」の次は「なぜ?」を必ず考えましょう。
なぜなら、目標を達成するには強烈な感情の力が必要だからです。
簡単に言うと情熱(パッション)がなければ目標は実現しません。
人間が最終的に欲しいものは、一流企業に就職したり特定の職業に就くことでもなければ、物でもなければ、お金でもありません。
なにか?
欲しいものは、間違いなく「感情」です。
ここに気づいていない人が、大半です。
映画監督になることで、年収100万以下で生活もままならない、異性から見たら最悪で結婚なんて論外、世の中には認めれれていない。それでも本当に映画監督になりたいでしょうか?
それなら嫌だと言うのであれば、本当は映画監督になりたいのではなく、異性からモテて、金銭面でストレスがなくゆとりある生活を送りたいのです。
ゴールは全力で情熱を傾けれられるほど強烈な感情であるか、強い感情と結びついたものでなければ、すぐに投げ出してしまいます。自分ではそれが本当に欲しいものと思っているかもしれませんが本当は違うのです。
ゴールは視覚化してイメージすることが大切!
冒頭で夢の見え方の違いの話をしました。
夢には2種類あり潜在夢(普段寝ている時に見る夢)と顕在夢(起きているときに見る夢、つまり思い描くゴール)の見え方を同じにしておくことが大切です。
文字でゴールを書く場合は、一人称現在系を使いましょう!
「映画監督になりたい」ではなく「映画監督になって、好きな映画を撮影している」、「目指せ俳優」ではなく「私は俳優になって人前で演技をしている」と言う書き方です。
ゴールの視覚化においては、言葉から喚起される「感情」を実感することがとにかく重要です。それには未来の願望ではなく、現在自分にそれが起きているかのように書く。それだけで感情の実感度合いが圧倒的に変わります。
例えばイメージしてください。
「来週レモンを食べたい」
どうですか?レモンを食べている実感ないですよね?
それではもう一度イメージしてください。
「いまレモンを食べている。酸っぱくて口の中がヒリヒリしてきた」
今度はどうですか?少し唾液が出てきませんか?
では、さらにイメージしてください。
「冷蔵庫を開けて、レモンを一個手に取るとだいぶ冷たくなってます。まな板の上に置き包丁で半分に切ると、瑞々しいレモンの香りが漂ってきて、片方を手に取りそのまま、かぶりつきます」
いかがでしょうか?唾液が一気にでたり、レモンの酸っぱさを感じた人もいるでしょう。
このように人間の潜在意識は現実に起きていないことでも、起きているように感じることができます。
俳優さんの良い演技の表現などは、これに近いです。その演技を見ると現実に起きていないことでも(演じている姿を見ても)それを感じることができる。そこを目指せると演技の幅が広がってくると思います。
イメージの力って本当にすごい(笑)と思います。
まとめ
ゴール(目標や夢)の立て方について3つの重要なポイントをお伝えしました。
ゴールが見えていない人は、具体的なゴールが何かということよりも、本当に自分が欲しいものが何かを今一度考えてみてください。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
ではまた明日!!!