実は1ヶ月前になってしまうのですが、母校で特別講座を開かせて頂きました。
オンラインでの授業ってかなり難しいなと思いました。
ずっとパソコンに向かってひたすら喋る。画面に相手の顔が写っていればリアクションが分かるのですが、今回は150名近くの生徒さんが見てくれていたので、相手の顔がわからない。。ギャグを言ってもウケてるのか?スベッテルのかもわからない(笑)
ちょっとした地獄でした。
おまけに90分だと思っていたら、
どうやら150分だったみたいで、
後半の時間が余ってしまった。。
申し訳ない。
いやーオンライン難しい。ですが、これが良い経験値になりましたので、この先のオンラインはなかなかの講座ができると思います。
コロナウィルスをきっかけに世の中にオンラインでの打ち合わせが普及してきたのは間違いありません。
緊急事態宣言の解除に合わせ徐々に人数制限はあるものの、集合しなければいけない時に、頭をよぎるのは「オンラインだったら楽なのに」です。
顔を合わせて話さなければいけない案件以外はオンラインで進める方が絶対楽だし効率が良いと誰もが思ったはずです。
近い未来パソコンに向かって話をする機会が増えてきそうですね。
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映画業界が氷河期突入
年内制作予定の映画は、ほぼ来年へ延期し、
俳優や撮影のスケジュールの都合でやらなければいけないものを目先の目標に、業界は前へ進んでおります。
映画は延期。
テレビドラマは、放送枠がある連続ドラマなどはロケを決行。
配信系ではNetflix作品だけは、どんどん企画が成立し前へ順調に進んでいる様に見えます。
今映画を作れば、撮影スケジュールを間延びさせ、アイディアを駆使し挑むことになりますが、得策ではありません。
それがわかっているからこそ、来年へ皆延期しております。
「何が氷河期なのか?」
昨年までは、「カメラを止めるな(上田慎一郎監督)」が、小規模でも制作できる映画として夢と希望を与え、たくさんの作品が制作されていました。
コロナの影響力は強く、今は小さな作品を企画として成立させることよりも、より大きくお金を集め作る方向にシフトチェンジしております。
なぜかと言うと制作会社が金欠だからです。
予算を渡せば、作品とは関係ない部分にお金を吸い取られる可能性があることに出資側は気付いています。
ということは、もしかしたら負の連鎖で制作会社が潰れていくことも考えられます。
では、これから映像業界に入ってくる若者達はどうすればいいか?
を考えてみたいと思います。
これからの映画業界
私の考えでは、今までよりも業界自体は良い方向に向かうんではないか?と考えています。
むしろ粗悪な作品がなくなり、3年後くらいにはパラサイト並みに日本人の映画監督がアカデミー賞に輝いている可能性もあります。
分散を辞めて、より良いものにお金をかける。
作ればいいからやりたい企画を全力でやるという方向になります。
これは間違いないです。
なので全力で勉強して、夢に向かって頑張ってみて下さい。
ですが、本題はここからです。
未来の映画制作をするスタッフは能力が高くなくてはいけない
そうなんです。
作品が淘汰されるということは、スタッフも同じです。
特に思うのが、本質をつかめないスタッフは、かなりの確率で減っていくでしょう。
学生の内から、映画以外にも視野を広げ、いろんなものを見て知識をつけましょう。
学生だけではなく、今業界にいる全てのスタッフがそうでなくてはいけません。
気づいていないかもしれませんが、ITで実力をつけたスタッフとITを信じられなかったスタッフで能力の開き方にかなり差があること。
「PC持っていない」論外です。
2日日雇いのバイトすれば買えますよ。
言い訳しないで、やりましょう。
未来はきっと明るいと思います。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
※最近20年ぶりに脚本なんて書いてみたので、久しぶりに痺れました(笑)
学生のうちに勉強していなかったら絶対書けなかった。
カメラや編集もわからなかった。知識をつけることは本当に大事です。