- 街で撮影をしたいけれど、勝手に写しても問題ないの?
- 建物を撮影するのに許可って必要なの?
- 映像を撮影するのに一般人が映ってしまった場合どう考えればいいの?
など権利的な許可関係で迷いがある人に向けた記事です。
こんにちは。
ドラマや映画を撮影する際に、いろんな許可をとって撮影していくのですが、例えば道路使用許可をとって撮影していても、周りに映る建物の許可を得て撮影していないこともあります。道路で撮影する場合は、一般の車や人が映ってしまうこともあります。本日はそういった場合に、どの様に考えておけばいいかのヒントをお伝えしたいと思っています。
それでは、本文をどうぞ!
道路での撮影する場合の許可
道路で撮影する際に気をつけておかなければいけないこと。まずは道路使用許可です。
ドラマや映画の撮影の際には必ず制作部が窓口になり管轄の警察署に相談の上、使用許可をとり撮影をしています。
無許可での撮影はかなりのリスクがありますので、絶対やってはいけません。
また、道路使用許可をもらえれば許可的にはOKというわけではありません。道路で撮影する際に権利的に気を付けておかなければならないものは、大きく分けて3種類です。
その3種類はコチラです
- 肖像権
- プライバシー権
- パブリシティ権
一つずつ確認していきましょう!
肖像権
簡単に言うと、本人の許可なく撮影してしまうことです。駅前での撮影時に、出演者、エキストラ以外に映ってしまった一般の方がいた場合は、認識できないようにボカしたりしましょう。後ろ姿である場合、その人だとわからなければ問題ないので、映像的に不自然にならないようにうまく調整してみてください。
プライバシー権
私生活上の事柄をみだりに後公開されない法的な保障と権利のことです。
肖像権と似ているところもあり、基本的には肖像権と同じように一般の方の映り込みに注意しておけば問題ないかと思います。
他には家やマンションのベランダが映り洗濯物など何か見えてはいけないものがあった場合も調整が必要です。
パブリシティ権
パブリシティ権を主張してくる可能性があるのはモニュメント的な建物です。
例えば、東京タワーや東京スカイツリー、有名建築家の建物などです。最近できた新しい建物も可能性があるので、背景として撮影する場合には、許可の確認は一応すべきです。
まとめ
許可なく撮影する場合に気になるのは、
- 人
- 車
- 建物
だと思います。
人に関しては上記のように、認識できないように加工が必要です。
建物に関しては、パブリシティ権の主張をしてくる建物のみ気をつけましょう。ただ建物の敷地に入って撮影する場合は、建物自体の許可を必ず確認してください。
車に関しては、プライバシー権もパブリシティ権もないので、一般の車が映っても問題ありません。そこで気になるのがナンバーのことだと思いますが、ナンバーに関しても数年前に陸運局の方針が変わり、ナンバーから個人の特定ができなくなっているため問題ないと判断しても大丈夫かと思いますが、気になる方はなるべく映さないかボカシを入れてみてください。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。